秋の夜長・・・!


江戸時代の「夜」は今より長かった!?

現代では、夏も冬も「1日は24時間、1時間は60分、1分は60秒」というように均質に時間が流れています。あたり前のように思われるかも知れませんが、実は、この「定時法」と呼ばれる時刻制度が採用されたのは明治時代から。それ以前の、江戸時代までの日本では、冬と夏で1日の長さが違っていたのです

具体的に説明しましょう。まず、1日を昼と夜との2つに分け、それをそれぞれ6等分して現代の約2時間に相当する「一刻(いっとき)」という単位にします。これが、定時法に対して「不定時法」と呼ばれる近代以前の日本の時間管理システムです。つまり、季節によって日照時間が変わることで、「一刻」の長さも変わっていく。そのため、日没が早まる秋では、まさしく「秋の夜長」という言葉通りの生活時間になっていたのです。

秋は睡眠リズムの「リセット」チャンス。

近代以降、私たちは定時法の時間の中で眠り、目覚める生活を送ることになりました。とはいえ、季節によって、日の出・日の入りの時刻が変化するということは変わりません。では、季節の変化に応じてどのような睡眠習慣を身につけるとよいのでしょうか。

寝苦しくて睡眠不足になりやすい夏に対し、涼しく湿度も低い秋は、眠りのリズムとよりよい睡眠習慣を取り戻す「ねむりのリセット」にぴったりの季節。だからといって、爽やかなこの時期にぐっすり眠って、夏の間の寝不足を一気に解消し、ついでに寝だめを…なんて思う人もいるかもしれませんが、残念ながらそれはできません

体内時計&光と上手に付き合おう。

私たちの睡眠は、体内時計のリズムによってコントロールされています。体内時計は、脳の中にある視交叉上核という部位で目から入ってきた光の刺激を受け、睡眠と覚醒、体温、ホルモン分泌などのリズムを、約24時間周期で刻んでいます。この、おおよそ1日のリズム、“概日”リズムの調節によって、私たちは毎日眠くなったり目覚めたりしています。だから寝だめをすることはできないのです。また、「光」には、脳を覚醒させて体内時計をずらしてしまう働きもあるので要注意。眠りに就くには、脳と体のスタンバイが必要です。眠る前は、パソコンを見過ぎないようにするなど、光の扱いに気をつけましょう。

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